エージェント登録から3ヶ月で通訳レートを25%アップさせた通訳者Tさん
おはようございます。
"稼げる通訳者"育成コーチの酒井です。
通訳翻訳エージェントのコーディネータとして10年勤めた後、コーチとして独立して「通訳者になりたい!」「それも稼げる通訳者に!」「でも通訳の仕事が来ない!」「スキルはあると思うのに何が足りないの?」という方をメンタルとマーケティングの観点からサポートしています。
このブログではその経験を活かして「稼げる通訳者になりたい!」あなたの役に立つヒントをお届けしています。
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今日のタイトルは「エージェント登録から3ヶ月で通訳レートを25%アップさせた通訳者Tさん」です。
Tさんは10年ほど住んでいたアメリカから帰国したばかりの通訳者さんでした。
アメリカに渡る前は日本の大手企業で経営者・経営陣に付いての通訳を長年されており、実績も十分持っているようです。
実力的には申し分ないかと思いますが、なにぶん10年以上離れていた日本の通訳市場においては浦島太郎のような感覚があったことと思います。
(もちろん、通訳者仲間からいろいろと聞かれていたとは思いますが)
まして、以前は企業に雇われてのインハウス通訳ですから、エージェントに登録してフリーランスで活動するというのは「これから」の状況でした。
そん中、私が勤めていたエージェントに登録に来てくださり、私がお話を伺うご縁をいただいたのでした。
とにかくこのTさん、終始、謙虚な対応を心がけておられたようです。
こちらの質問にもしっかり答えてくれますし、いっぽうで実績は実績としてキッチリとアピールしてくる。お話をしながら好感を持ったことを覚えています。
この時点で私のアタマの中では「とりあえず何かひとつ、仕事を依頼してみよう」という考えがありました。
そこで必ず確認が必要なことがあります。
そう、通訳レートです。
「Tさん、いろいろとお話ありがとうございました。私としてはぜひ一度、ちょうどよいお仕事が出たら相談させてもらいたいと思っています。で、通訳料についてなんですが、、、おいくらをお考えでしょうか?」
通訳の実績は十分あるようですし、年齢からしても「駆け出し」とは言えない、アメリカ仕込みで交渉や主張もしっかりしてくるだろう、さて、うちから出せるレートでお願いできるものかどうか、、、
答えは次のようなものでした。
「おいくらぐらいなら酒井さんの方で無理なくお仕事をご照会いただけそうですか?」
おっとそうきたか、んじゃあ正直なところを伝えておこう。
「そうですねー、うちで仕事が多い価格帯は、●万円くらいですね。これって、Tさんに見合いそうですか?」
「●万円ですか、そうですね、まずはそのレートで大丈夫です」
が、Tさんに仕事を出してみたい私はここでもうひと押し。
「無理にとは言いません、が、そこからさらに2千円、低い単価ではどうですか?」
…どう思ったでしょう?
「なんてヤツだ!発注する側だからって、なんて横暴な要求をするコーディネータだ!」
なんて思いましたか?
でも、書いた通り私はTさんに仕事を出したかったのです。
だからこそ、正直なコーディネータのホンネを伝えておこうと思ったのです。
それは、、、また明日。
(ごめんなさい、時間がなくなっちゃいました)
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