【結局、通訳になるには?】 酒井なりの回答
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おはようございます!
"稼げる通訳者"育成コーチの酒井です。
通訳エージェントのコーディネータとして10年勤めた後、コーチとして独立して「通訳者になりたい!」「それも稼げる通訳者に!」「ずっと通訳をやっていきたい」「でも通訳の仕事が来ない・・・」「スキルはあると思うのに何が足りないの?」「長くやっていればそのうち報われるはず」と思っている方を、通訳スクールも通訳エージェントも教えない、メンタルとマーケティングの観点からサポートしています。
このブログではその経験を活かして通訳エージェントの本音、通訳コーディネータの本音をベースに、「稼げる通訳者になりたい!」「ずっと通訳者を続けたい!」あなたの役に立つヒントをお届けしています。
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今日のタイトルは「【結局、通訳になるには?】 酒井なりの回答」です。
数回に渡って書いてきた「通訳になるには」シリーズの締めです。
タイトルの通り、あくまで「酒井なりの回答」ですが、、、
通訳者タイプ | 主な通訳内容 | 主な通訳対象者 | 主な契約タイプ | レート傾向 | 主な依頼者 |
通訳案内士、展示会通訳 | 観光、ガイド、国際展示会 | 外国人観光客 | 単発 | 低 | 旅行会社、個人客 |
社内通訳者 | 社内会議、プレゼン等 | 企業内の非日本語スピーカー | 期間雇用、派遣契約 | 中 | 人材派遣会社、通訳エージェント |
フリーランス通訳者 | 国際会議、他 | 業務ごとに様々 | 単発 | 高 | 通訳エージェント |
*必ずしもすべて合致するわけではありません。分け方含めてすべて酒井の個人的見解です
結局、「通訳になるには?」
改めて、「通訳になるにはどうしたらいいですか?」という質問への回答を書いてみます。
とはいえ私の考えは結局、以前も書いた通り、「私は通訳者です」と言えばそれで良いのです。
それであなたは「通訳者」です。
大切なのは、まず「○○○な通訳者になるには?」の○○○の部分をはっきりさせることです。それによって取るべきルートも変わってきます。
そして、「そうは言っても・・・」という気持ちに本質が隠れているとも書きました。
その本質とは、「何があれば、あなたは自分のことを自信をもって『通訳者です』と言えるようになりますか?」という質問に対する答えです。
通訳案内士になりたいのであれば、シンプルです。
通訳案内士の資格を取得してください。
では、社内通訳者としては?フリーランス通訳者としては?
TOEIC?英検?通訳スクールの卒業証書?
それとも、通訳経験?実績?通訳スキル?
さらに、どのくらいの資格、どのくらいの経験や実績、通訳スキルがあれば、自信をもって「私は通訳者です」と言えるようになりますか?
TOEICスコアが990あれば自信を持てるのでしょうか?では900では?
社内通訳者として5年のキャリアがあれば自信を持てるのでしょうか?では4年10ヶ月では?
通訳スクールを卒業すれば自信を持てるのでしょうか?そのスクールは他のスクールより「優れている」のですか?
お分かりかと思いますが、あなたにあてはまる自信の素は、あなた以外にはあてはまりません。
言い方を変えれば、あなただけがあなたに自信を持たせることができるのです。
それは、TOEICスコアかもしれませんし、通訳スクールの卒業証書かもしれません。
以前に引き受けた通訳でクライアントに言われた「ありがとう、助かりました」かもしれません。
「通訳になるには?」の答えは、「私は通訳者です、と言えるようになるには?」の答えです。
ぜひその質問の答えを考えて、あなたなりのルートを見つけてみてください。
最後になりますが、ここまで読んでいただいたあなたに、一般的な「通訳になるには?」の回答例を記載しておきますね。
通訳者としての自信を付ける手段例
・ 語学力を磨く
勤務・留学等の海外長期滞在
語学系スクールへの通学
・ 通訳スキルを磨く
通訳スクールへの通学
通訳として働く(経験を積む)
専門分野の知識を深める、幅を広げる
・ 仕事をもらうチャネルを持つ
人材派遣会社への登録
通訳エージェントへの登録
・ 情報を収集する
通訳スクール・講師
通訳エージェント・コーディネータ
通訳者の先輩・仲間・友人
インターネット・雑誌・メルマガ
通訳者向けイベント・交流会への参加
・ マーケティングを行う
通訳者としての差別化・セルフブランディングを行う
依頼元(コーディネータ等)を理解して適切なアプローチを行う
適切なレート設定を行う
照会件数を増やす
受注率を上げる
「私に依頼するべき理由」を明確に伝える
あくまで一例ですが、あなたが自信を付けるために役立ちそうな方法があれば、さっそく行動に移してみてください。
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