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おはようございます。
"月に100万円稼げる通訳者"育成コーチの酒井です。
通訳翻訳エージェントのコーディネータとして10年勤めた後、コーチとして独立して「通訳者になりたい!」「それも稼げる通訳者に!」「でも通訳の仕事が来ない!」「スキルはあると思うのに何が足りないの?」という方をメンタルとマーケティングの観点からサポートしています。
このブログではその経験を活かして「稼げる通訳者になりたい!」あなたの役に立つヒントをお届けしています。
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今日のタイトルは「【通訳者のバランス感覚】 『自分のパナガイド持ってるなら使えばいいじゃん』 『1名で2時間同通できるなら頑張ればいいじゃん』」です。
このタイトルを見て、「ハァ⁉ふざけないでよ!」と思われた皆さん、期待通りの反応、ありがとうございます(^_^) 大多数がこちらの反応ではないでしょうか。
そしてこのタイトルを見て、「そりゃそうでしょ」と思われた皆さん、いらしたとしたら、、、ちょっと黄色信号かもしれません。
通訳業界に限らないことですが、あらゆる業界には「標準」や「ルール」が存在します。
場合によってはそれは「思い込み」であったりして、そうしたケースでは「思い込み=業界の常識」を打破したリーダーが一気に業界でも突き抜けた存在になったりするわけですが、、、
今日のタイトルで挙げた例は、いずれも通訳業界の標準から外れていると思っていますが、どうでしょう。
・パナガイドはクライアント側もしくはエージェントが用意するもの
・同時通訳は15分で交代するもの
どちらも「そうだよね」な感覚ではないでしょうか。
通訳者が自分でパナガイドを持参して、2時間の同時通訳であっても一人で対応すれば、クライアントのコストが下がり、クライアントもエージェントも喜んでくれる、、、自分は指名がたくさん来て売れっ子通訳者になれる、、、
というわけではありません。
これをやってしまうと、エンドクライアント側は「それが当たり前」だと思ってしまい、他の通訳者にもそれを求めるようになります。
通訳者さんはもちろん、エージェントとしてもちょっと困ってしまうのです。
「先日来てくれたAさんはパナガイド持ってきてくれたし、一人で1時間頑張ってくれたぞ、なんで今回のBさんはそれができないんだ」
なんて言われようものなら目も当てられません。
リサーチ会社の担当者から、3時間のグルインを普段は一人体制で依頼していると聞いた時はもうお手上げでした。
きっと直で受けているのだと思いますが、「ではその方にご依頼されるしかないと思います、私どもではその手配は無理です」とお断りしました(^_^;)
たまに、登録時に「何時間でも頑張ります!パナガイドも自分で持っているものを使えます!」と言ってくださる方もいるのですが、やんわりと注意を促します。
「お気持ちは嬉しいんですが、それが当たり前だと思われるとエージェントとしてもちょっと困りまして、、、ごにょごにょ」
数年前に4言語の通訳を必要とするイベントを手配していましたが、その中でどうしても人数が揃わず、ちょっとご無理をご相談した際にある通訳者さんから言われたお断りの理由が記憶に残っています。
『私個人としてはその時間を頑張ることはできると思います、ですが私がそれを受けると、今後の通訳者さんの標準がタフになってしまいます、そのようなことは厳に慎むべきだと私は先輩の通訳者たちから指導されました』
一概に正しいかとか間違っているとか言うことは(正直、状況や内容にもよると思うので)できませんが、こういう考え方も尊重されるべきだとは思います。
長く続けるためにも、健全な業界を維持するためにも、とにかく顧客満足度を上げればそれでいいってわけでもないなあと思います。
バランス感覚って、大切ですよね。
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